溶接方法 Welding
※※※ご注意※※※
当店では溶接修理のご依頼を受付けていませんので予めご了承下さい。
溶接技法
スチールフレームの骨格であるパイプをつなげる溶接技法は主に2種類。
ロウ付け
パイプとパイプ・ラグの間にロウを流し込み固定する方法。ロウは母材より融点が低いため、パイプを溶かすことなく接合できる。ロウには銀、真鍮があり、高価な銀ロウの方が融点が低く母材を傷めにくい。
フィレット溶接:
ロウ付け技法のひとつで、パイプとパイプの接合部により積極的にロウをもって溶接する。強度アップと、接合部にかかる応力の分散が期待できるだけでなく、滑らかなラインが実現できる。
スーパーウェルディング(内ロウ):
パイプとパイプ間にあらかじめロウを置いておき、そこにバーナーで熱を加え、内部にあるロウを溶かして接合する方法。この技法であれば、ロウの跡もビード跡も残らない。一見するとTIG溶接に似ている。
TIG溶接
母材であるスチールを溶かして他のスチールと溶接する方法。熱が掛かる面積を非常に狭いので母材を傷めにくいが、接合部にビード跡が残る。スチールやステンレスの他、チタン、アルミ等の非鉄金属の結合にも用いられる。
パイプの接続形態
接続形態はラグ付きとラグレス
ラグ式
ラグを用いてパイプとパイプを接合。主にロウ付けが使用。ラグの形状によって接合部にかかる応力を分散させることが可能。クラシカルな雰囲気があり、装飾的な役割も果たす。
ラグレス
パイプとパイプを直接つなぐ方法。溶接法はロウ付けとTIG溶接の2種。ラグ式と比べ、熱をまわす範囲が少なくて済むので母材を傷めにくく、軽量に仕上げられるメリット。レーシーなバイクに適した接合形態。
パイプ&パイプメーカー
鉄(IRON / Fe)+添加物(クローム/Cr、モリブデン/Mo‥など)で=鋼(STEEL)になる。
自転車に使用されるパイプは正確には鋼(STEEL)のこと。
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