Di2ユーザーへ|動作しない時には先ずここをチェックして!
- 投稿日:2025年08月19日
- カテゴリ:≪SHIMANO≫, パーツ・アクセサリー, スタッフブログ
かなりユーザーが増えてきました、シマノの電動シフトDi2。
22年にシマノ105でDi2が登場したことで、以前の高級コンポというイメージが無くなって、むしろ標準仕様になってきました。
Di2はバイクコンポですが、電化製品のような側面もあります。
なので、ちょっとエラーが起きるとなかなか原因究明が難しかったり。。
最近まれに『シフトスイッチ押してもディレイラーが反応しない』という相談を受けます。
その場合、ある事を施すと復旧することが多いので、今回はその重要なポイントをご紹介します(^^)/
ディレイラーが反応しないと申告される方の多くは、
・前日に洗車した。
・雨天時にやむなく走行した。
・湿気の高いガレージに長期保管していた。 ・・・このようなケースが多いです。
その場合、リアディレイラーとエレクトリックワイヤーの接触不良が考えられますので、Di2納品時にお渡ししている黒い棒状の【Di2用プラグ挿抜工具|TL-EW300】と、もしお手持ちだったら【接点復活剤】をご用意ください。
※接点復活剤:電化製品店や電子楽器店で販売されていますよ。
■先ずリアディレイラーのeワイヤー接続部に黒いダストブーツがかぶっているので、爪で引っ掛けて外して下さい。
■eワイヤー付け根に引っ掛けるくびれがあるので、抜き差し工具の二股側を差し込んでうまく抜いてください。
■リアディレイラーとeワイヤーそれぞれ接続部に接点復活剤を軽く吹き付けて下さい。
もし濡れている時は外した状態で拭い取りつつ、ちょっと放置で蒸化させた後に接点復活剤を吹き付けて下さい。
■eワイヤーを取り付けるときは、今度は工具の割りの入った筒状側にかぶせて『パチっ』と手ごたえあるまで押し込んで取り付けて下さい。
この抜き差し作業、単純ですが指でつまんでやろうとするのは難しく、場合によっては接続部を損傷させかねないのでご注意を!!
eワイヤーを接続させた後は、最初に外した黒いブーツをまたプチっと被せて下さい。
この一連の作業をすれば、当店では8割がたのユーザーがたいがい復旧します。
もしそれでも復旧しない場合はフロントディレイラーかバッテリー側に問題が考えられるので同じ作業を試みます。
ブーツ被っているから防水・防塵はそこそこしっかりしていますが、集中的に雨に当たったり、洗車時であったり、どうしても水侵入して接触不良を引き起こしてしまうと考えられますね。
接触不良ではなく機械そのものに問題がある場合は・・・申し訳ないですが時間を要する診断になりますのでお時間余裕ある時にご相談下さい。
Di2でディレイラーが動かないとかなりアタフタしてしまいますが、
どうぞ先ずは気を落ち着かせて、今回ご紹介した一連の作業を試みて下さい。
ライド中もあり得るので、Di2ユーザーはツールケースに抜き差し工具を入れておいても良いと思います。
また、接触不良で悩まされることはDi2に限りません。前後ライトやパワーメーター、手持ちのスマホだったり。電池バッテリーの接触部や充電ケーブルの接続端子など、何か不具合あったら先ずは接点復活剤です。
一家に一本、接点復活剤を置いておきましょうw
その他、Di2あるあるを下記リンク先でもご紹介しています。
どうぞご覧ください(^^)/
夏場も注意!!
■Di2ユーザーは特に!寒い冬場はバッテリーチェックを欠かさずに!