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サイクルパインは世田谷区・杉並区の甲州街道沿いにあるスポーツ自転車ショップです。ロードバイクやクロスバイクを取り扱っています。

比較検討! シマノR7000系105 vs R8000系アルテグラ

どーもです、スタッフのマエダです。
当店主催の日曜あされんに常連メンバー様は良くご存知?かとおもいますが、
ライドイベント時は当店常備の試乗車で駆り出ております。

これまでの乗車遍歴を申しますと・・
15-16年:ピナレロGAN-S/6800系アルテグラ
16-17年:サーヴェロC3/5800系105+RS505ディスクブレーキ
17-18年:ピナレロGAN-S/R8000系アルテグラ
18~現在:ピナレロPRINCE/R7000系105
   
・・・15年以前はコルナゴC59やトレックマドン6.9やらサーヴェロR3、S5など各メーカーの主要モデルに乗らせてもらっておりました。

バイクフレームは毎年モデルチェンジやカラーチェンジなど繰り返されてきますが、コンポは3年おきくらいでモデルチェンジしてきます。直近では去年の今頃に新アルテグラR8000系が発表されて、今年は新105-R7000系のデビュー年です。

シマノコンポのモデルチェンジ時には毎度驚かされますね。各グレードの価格や重量面は大きく変動しませんが、コントロールや反応性は驚異的に向上し続けています。
10Sから11Sにチェンジした際、操作感の変化はさほどでもありませんでしたが、ディレイラー設計がガラリと変わった最近はとても進化を感じました。STIレバーが小ぶりになったことも大きいと思います。グリップ感やレバーの操作感など体感的な部分もしっかり考えられているのでしょう。

さて、マエダ的に最近バイクがガンSアルテグラからプリンス105に変わったことで、フレームパフォーマンスの恩恵が得られています(^^) ガツンと来るダイレクトさが持ち味なガンSでしたが、プリンスではよりソフトで快適さが向上した印象です◎

さてさて、ここでのお話はコンポでした。

R9100系デュラエースの設計を取り入れたR8000系アルテグラが登場した時にはとても驚かされました。
さすがに重量面は敵いませんが、レバー操作時のレスポンスの良さは引きをとりませんし、ブレーキ制動力はかなり肉薄した印象。強度/耐久性はとても目を見張るものがあります。一部レーサーは耐久性重視のため敢えてアルテグラをチョイスするというのも頷けます。
ハイパフォーマンスを実現して、価格がデュラの約半分弱となるとアルテグラを選択する方が年々多くなるのは当然と言えば当然か。アルテグラの性能向上はうれしいけど、デュラ在庫の動きが鈍っているらしく。。先日シマノ問屋の営業さんが泣いていました、複雑。。

毎度のサイクルで、デュラエース・アルテグラとくれば次にモデルチェンジする普及版105。シマノの最新技術を大いに取り入れ、価格もフルセット約7万円を常にキープしてくるところが凄まじい!
レバー形状はアルテグラと全く同一でグリップ感は最高。操作時のレスポンスも悪くない。十分納得なパフォーマンスで、初めてのロードで105搭載なんて最高に贅沢なものです。

ただ・・・一年通してR8000系アルテグラを乗ってきてR7000系105に乗り換えた時に、やはりグレードの差というのを少々感じます。105がダメってわけでなくアルテグラの凄みというものです。

コンポのグレードアップを考えている方や、アルテグラ×105ミックスでのバラ組を検討している方へ、
参考までに各部位ごとに自分のインプレッションを下記にしてまいりましょう。


STIレバー

グリップや指のかかりは全く一緒◎ それはそのはず同形状の同サイズですから。レバーリーチのアジャスト量も一緒ですから申し分なし。
シフト操作では、レバーの軽さはほぼ変わらず満足ですが、レバーラチェットの手ごたえがアルテグラはよりクッキリしている印象。レバーストロークのミスが少なく、より直感的に操作できる好印象があります◎
外観的なものでは、アルテグラの方がブレーキレバーのフィニッシュがカーボン調でカッコいいですね(^^)


ブレーキ

左右対称デュアルピボットになってより105ブレーキは十分な制動力を誇ります。両者ともに前後リターンスプリングの絶妙な設定でレバーストロークは重すぎず、とてもコントロールしやすいです◎
両者の決定的な違いはスタビライザーの有無。高速時や下り時でのブレーキングではやはりアルテグラに分があると感じます。とはいえ、105でフルブレーキングしても極端にビビるほどではないので、どちらも安心感はありますね。さすがシマノ。
105では両ピボットにネジ穴が消えて面になったことが嬉しい。ここってすぐ砂利たまっちゃうからメンテナンス泣かせだったんですよね~


クランク

105でも十分な踏み応えで私の脚レベルなら剛性申し分なし。。フロント変速は全然差を感じません。しっかりと爪に引っ掛かりアウターへチェーン移動してくれます。
ただやはり、より軽量なアルテグラは回しやすく、剛性強くてダイレクトさを強く感じますね。
にしても105の外観はカッコよくなったなぁ


カセットスプロケット&チェーン

両者の比較で一番差異を感じるといったらカセットです。
105がダメってわけではないですが・・アルテグラカセットのチェーンの運びはとても確実!シャキシャキ変速していく流れがとてもグッドフィールなのです☆ 切削の精度が違うのか・・はたまた敢えてシマノが差異を付けているのか・・それほどに違いを感じます。 強度高いレーサーはデュラエースバイクでも耐久性重視のためにカセット&チェーンはアルテグラチョイスという方も少なくないようです。
チェーンはパッと見で違いを感じませんが、アルテグラはアウター&インナー両プレートをしっかりSIL-TEC表面処理が施されているので耐久性が上がっています。(105はインナーのみ) 約千円の差なので、どっちをとるかはお財布次第。


前後ディレイラー

上のカセットと比べ、差異をさほど感じないのが前後ディレイラー。105が頼もしいというべきか。
確実にチェーンを誘導するのでストレス感じません◎

リアについて言うとプーリーセットは105がブッシュに対し、上位のアルテグラ・デュラエースはベアリングプーリーになります。ベアリングになればより抵抗が薄くなるので、いずれカスタムもアリでしょう。


コンポ8点のうちボトムブラケットについては、スレッド式ですと品番一緒(SM-BBR60)なのでここでは割愛します。

トータルで見ると新105のクオリティはとても素晴らしく、上位グレードと比べても精度はますます近づいている印象。 パーツ毎に比較してみると、上位アルテグラの優位がハッキリしている点も見られます。

現時点でのシマノ11sコンポR9100デュラエースR8000アルテグラR7000系105)は互換しますので、ミックスでのバラ組も可能◎
もし私がアルテグラ×105ミックスでの組立を考えると・・コストパフォーマンスも考慮して優先順位はこのように考えますね。

CS(カセット)>CN(チェーン)>ST(左右レバー)>FC(クランク)>BR(ブレーキ)>RD(リアディレイラー)>FD(フロントディレイラー)

FCとBRの順序が悩みますね・・クランクはバイクの顔でもありますし、ブレーキはコントロールの要ですからねぇ

上の価格表見るとアルテグラ/105で価格差はそこそこ。やはりレバーとクランクは差額大きいですね。

新105は初夏に発表されてから今ようやく供給が安定してきています。
クランクの生産が遅れていましたが今秋には落ち着くでしょう。(105ディスクは冬頃)
これまで105フルセット交換を検討されていた方へしっかりとご案内できるようになってきました。

105フルでは約7万円ですが、ちょっと余裕がありましたらカセット・チェーンはアルテグラチョイスをおススメします!(4千円アップ程) 他の部位を考えるとパーツのカラーの違いがありますから、そこは好みが分かれるところでしょうか。できれば統一したいところですし。

現在当店常備の試乗ロードバイクは二台。
新105搭載の2019ピナレロ・プリンスとアルテグラ搭載のビバロ・VFRがあります。
コンポの操作感のお試しでもどうぞご試乗されてみてください。
 VIVALO_VFR_testbike

>> 2019 PINARELLO PRINCE 試乗車のご紹介記事はコチラより <<

>> VIVALO VFR 試乗車のご紹介記事はコチラより <<


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メンバーカード所有の方へ特別価格にてご紹介しております(^^)/

サイクルパイン・メンバーカードまだサイクルパインメンバー入会されていない方へ、
いつでもご入会受け付けております。
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>> サイクルパインのメンバーカードご案内はコチラより <<

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