カンパのセミナーに行ってきました。
- 投稿日:2015年12月10日
- カテゴリ:≪Campagnolo・Fulcrum≫, スタッフブログ
毎度水曜に集中する各メーカーの展示会やセミナーの数々。それもあってウチの定休は水曜なんですけど。
年内は最後かな、12/9水曜にカンパニョーロのセミナーに九段までいってきました。
今回の目玉は
『EPS V3』新型インターフェース&パワーユニット
『MY CAMPY』アプリ
『ダイレクトマウントブレーキ』 ・・の登場です☆
セミナーでは、大幅にアプリの説明でした。
最近多くなってきたダイレクトマウントブレーキ規格のモデル。エアロと軽量化を謳うモデルが大半ですが、当店取扱トレックでもエモンダSLRやマドン7でもこの規格です。これで、カンパも選択肢に入ってきますね♪
取り付けた場合、シマノよりもタイヤとのクリアランスが確保できる設計になっているよう。
最近多くなってきたワイドリムや、25・28C等ハイボリュームのタイヤをセッティングしても難儀しないように開発されてます◎
カンパの電子式コンポはEPS。2012から登場して~今回発表のV3で三代目。
バッテリー部がさらに小型化されて、シートポストにも収められる設計になりました。
シマノと違って、カンパはバッテリーとCPUが同体になっているので呼び名も“パワーユニット”
比較すると、10cmちょいのシマノに対して20㎝オーバーなカンパ。ちょっと長い印象・・フレームサイズによってはポスト内蔵は難しいんじゃないかな。
やはり大きい進化はV3の“インターフェース”ですね。シマノで言うところのジャンクションA。
ステム付近に取り付けるコードのつなぎ目ですな。
これがV3になると(ANT+/ブルートゥース)に対応しており、ワイヤレスでPC/タブレット/スマホ/サイコンと連携! 後述のアプリ:MY CAMPYを通じて、カスタマイズが出来るようになります!!
どんどんとデジタル化の波が来てますね~
今回セミナーはほとんど自転車メカニカルな話というよりも、どこかITのデジタルな話に終始。
ちょっと昔のセミナーの様相とは全く違っていて、頭ポリポリ・・これは時代に乗り遅れてはあかんですなぁ。
極めつけが新登場のアプリ『MY CAMPY』!!
このアプリはとても機能満載ですが、大きく3つの機能に。
■マイガレージ:バイクのスペック(フレーム、コンポーネント、ホイール、チェーン、スプロケット)を登録しておくと、それぞれが何キロ走行したかをチェックできて、かつメンテナンス時期を知らせてくれるのです。
カセット一枚一枚の使用比率がどれだけ違うのか?など、気になりますよネ~
なんとなくの記憶に頼るでなく、ハッキリとした使用レベルが判るというのは画期的!
■マイEPS:各スイッチのコマンドを任意で設定することができて、ファームウェアの自動アップデートと異常箇所の診断を行ってくれます。また変速の際のスピードだったり、ギア位置が何処にあるかや、バッテリー残量‥など。
シマノDi2でもE-TUBEといって、専用ツールを用いてPCと連結すれば同じような作業は出来るのですが・・手持ちのスマホでさくっとワイヤレスで迅速に出来てしまうのはウレシイ限り!(^^)!
■マイセッション:時間と距離の基本的な走行ログに加え、変速のタイミングや回数などギア位置の推移を記録していきます。これをもとにメンテナンス時期が診断されるのです。
ソフトが進化を続けていく中、いずれ機械式のコンポはどうなるんだろうか??
10年前は想像すらしてなかった。・・さて10年後のロードバイクはどうなってるんだろう。
そんな思いに耽ながら九段を後にした僕でした。