ディスクロード輪行の手引き|オーストリッチ製タテ式でのご案内
- 投稿日:2019年12月02日
- カテゴリ:商品情報, パーツ・アクセサリー
<2024 改訂しました>
ディスクロードが主流派になって早2年は経過しましたね。それから数々のディスクロードコンポや用品が展開してきましたが、満足できる輪行用エンド金具がなくてタテ式収納に躊躇していましたが・・
ようやくオーストリッチが新開発してくれました☆☆☆
【NEW】オーストリッチ|エンド金具・リア/12mmスルーアクスル用
価格¥2,585(税込)
しっかりとホールドするので、勝手に倒れていることはないでしょう!(^^)!
折角なので、このNEWエンド金具でディスク輪行の仕方をご紹介いたします。
やや長文になります故ご容赦くださいm(__)m
【ディスクロード輪行の手引き】~いざ輪行絡めてのロングライドへ~
① 用意するのは、輪行袋とNEWエンド金具、ダミーローター2ヶ、ローター&ギアカバー、余裕があればフレームカバー等の保護材です。
・輪行袋:オーストリッチ|L-100 ¥7,150(税込)
・エンド金具:オーストリッチ|エンド金具・リア/12mmスルーアクスル用 ¥2,585(税込)
・フリーカバー:オーストリッチ ¥550(税込/小・32Tまで)*大¥638(税込/36T程度まで)
・ダミーローター:オーストリッチ ¥550(税込)
・ローターカバー:オーストリッチ ¥1,507(税込/1ヶ)×2ヶ必要
・(参考)フレームカバー:オーストリッチ ¥1,870~(税込)
<補足>
近年のケーブル内装ロードでステアリング可動域に制限があるモデル(トレック・マドンや新型エモンダ・・など)の場合、ステアリングを固定して収納する輪行袋■オーストリッチ|L-100エアロ&ワイド¥8,470(税込)の展開があります。
エアロでなくともビックサイズ(ご身長180㎝以上のライダー相当)なロードバイクの場合、標準L-100袋よりも容量ワイドですのでコチラをチョイスするのも宜しいかもしれません。
② バイクひっくり返してホイールを外します。
*路面に接触の恐れがある場合はしっかりアクセを取り外して! ボトルの中身に気を付けて!
**リアホイールを外しやすく、外し後もチェーンがダルンダルンにならないアウタートップに合わせてからひっくり返しましょう。
***ここで油圧ディスクブレーキの性格上、本来は寝かせたり反転させることはNG✗であることをシマノは明言しています。長時間にわたって反転させたままであったり、その状態でレバー操作することはゼッタイ避けてください。
③ 前後ホイールを外してダミーローターを取り付けます。
*リアホイール脱着時、リアディレイラーを指で起こしてあげるとスムーズにいきます。
**ホイール外し後ダミーローターがないと、レバーを引いた場合ピストンが出すぎて不具合おこします。厄介なのでダミーはしっかり付けましょう。
④ 外したホイールのローターとギアにそれぞれカバー
*ローターは絶対油汚れさせないように! ブレーキに悪影響を来すのは自ずと想像つきますね。
**ローターとギアカバーは混同しないように!(実は写真のローターカバーはワイドギアカバーと同一です。最近オーストリッチから別箇で販売されるようになりました) 28Tまでだったら軍手をギアカバーに代用(下写真は軍手)できます◎ もしギアカバーもオーストリッチ製の青カバーを使う際には判別できるようにマジック等でネーミングしておきましょう。
⑤ 今回の本題!NEWエンド金具を付けます。
*取付ローテーションにご注意! フレームエンド寄りにそれぞれ6㎜スペーサーを配置。しかもギザ面をエンド金具側に向けます。
**エンド金具の角度はざっくりですが、チェーンステイの延長に合わせます。(サドル高が低目な場合はその限りではありません。要はバイクを立てた時にエンド金具が地面と垂直なのが理想です。)
いざバイクを輪行袋収納へ~
今回使用している輪行袋(オーストリッチ|L-100)の内容物は、メイン袋の他、ホイール固定の中締めベルト3本とショルダーベルト1本。カバー等は別売りになります。
⑥ バイクを立てて中締めベルトで両ホイールを抱き合わせます。ここでの固定が最重要です!
*下写真の3ポイント(ダウンチューブ、サドルレール、チェーンステーまたはシートステー)でしっかり固定。特に1番のダウンチューブ箇所が重要! ①②と固定していき、両リムが近い方のステーで③固定です。
**抱き合わせのホイールハブがフレームに接触しますのでキズ防止の保護材用意しましょう。なかったらサイクルキャップでもグローブでも何でもいいので挟んじゃいましょう。
***華奢なスポークやボトルケージ等を縛っちゃダメ!
****横から見てホイールを“ハ”の字にするのが収納後の安定性をもたらします。
⑦ ショルダーベルトをチェーンステーに付けてから袋収納を開始。
*袋の内底にバイク向き指示がプリントされているので要チェック。
**三分ほど収納したらショルダーベルトを袋穴から外に出す。
***八分ほど収納したらショルダーベルトのもう片側をステム付け根に取付。
⑧ 十分包んで肩掛けショルダーベルトの長さを微調整して~ダンっ!!
*ショルダーベルトの長さは、肩掛けでバイク持ち上げた時にヒザ丈ほどの高さが理想。駅構内での階段移動がスムーズです。
**ここで改札向かうのに急がずに一呼吸。忘れ物ないか周辺を確認しましょう。電車に揺られているときに気付くなんて・・想像するだけで悲惨です(T_T)
⑨ 輪行移動後はバイク解放。
単純、袋から出してバイクを組み立てていきましょう。
ホイール固定の中締めベルトは上記⑥での順番とは逆に、3~2~1と解いてもらうとやり易いです◎
*NEWエンド金具の内容物:6mmスペーサーが今にも無くしそうっっ これは金具ベースを折りたたむ時に中へ納めてしまいましょう。コロッと落としそうですから、収納・解放時はくれぐれもクレーチング等の上ではやらないように。
**最後に袋はエンド金具を軸にコロコロと空気抜きつつピッチリ巻き上げればポーチにまるっと納まります◎ 油断せずにピッチリ巻くのがコツです。ダミーローターも入りますが、ローターカバー等はキビシイでしょう。。
⑩ここからバイクに乗り出す前に~
油圧ディスクロードの方は、バイクが整ったら乗り出す前に数回ブレーキレバーをにぎにぎ操作してください。油圧の性格上、時間経過後のレバー初動が稀に変に深すぎたりする場合があります。何度かレバー操作を行うとストローク量が安定します。確実なブレーキ操作が行えることを確認してから乗り出してください!!
以上がNEWエンド金具でのディスクロード輪行の手引きです。
リムブレーキロードでもエンド金具の違いだけで、他は全く一緒の段取りです◎
補足にて他写真もありますのでフリッカー写真館も合わせてご確認ください↓↓
>> NEWエンド金具を使ってのディスクロード輪行 全写真はコチラより <<
如何でしょう? すこしは輪行のハードルは下がったようにお感じ頂けましたでしょうか。
このブログ記事を参考に、次は実践してみて下さい。
ぶっつけ本番は絶対テンパります。まずは予行練習を何度かやってみて下さいね。