2019 TREK(トレック)Madone SLR7 Disc プロジェクトワンの紹介
- 投稿日:2018年10月20日
- カテゴリ:≪TREK≫, ⇒ProjectOne|プロジェクトワン, 商品情報, バイク
一昨年に2017年ラインナップとして登場したマドン9シリーズは、ハンドル周りのケーブルを全内装してエアロダイナミクスを向上。登場から二年、このマドン9をさらにブラッシュアップ! モデル名を『マドンSLR』と変えて新2019ラインナップに登場しています☆
マドン9が登場した2017年は未だプロレース界でディスクブレーキが正式認可されていない状況でした。
なお、全ケーブル内装でエアロダイナミクスとフレームパフォーマンスの底上げを図るときに、リムブレーキ機構ではなかなか開発が前に進められない事情もあったのです。。
最近ではプロレース界でディスクブレーキが正式認可されると同時に、フレーム・パーツメーカーが挙ってディスクロード開発を高めており、これまで以上に性能を高めた製品群を世に送り出しています!
その最新型ディスクロードを代表するのがトレックのマドンSLR。
マドン9をブラッシュアップした特徴を中心にご紹介してまいりましょう~(^^)/
◆2019 TREK(トレック)Madone SLR 7 Disc|プロジェクトワン
カラー:Solid-Minimal Logos(Trek Black)
組立時から展示中は多くの方に『どこのバイク?』なんて聞かれては注目されていたマドンSLR。
たしかにロゴがはっきりしていないので判りづらいですが、アングル変えて注視すると~浮き上がっていますねTERKロゴ。プロジェクトワンでチョイスできるペイント『Solid-Minimal Logos』。
控え目ながらエレガントなカラーパターンで3色から選べますが、今回のオーナー様はTrek Blackを選択。
マドンSLR専用ハンドル・ステムの新設計で全ケーブルをスムーズにフル内装。
マドン9のときにはステム一体のインテグラルハンドルバーで軽量さとエアロ性を高めていましたが、ポジション調整の難儀は否めませんでした。ポジションって常に一定とは限りませんからね。
新型はステム交換も容易に行うことができ、ハンドルバー角も5°調整域があります。
スムーズに内装っていってもカーブが強い位置があります。ここで機械式のケーブルの場合はストレスがかかって、強いてはレバーの固さや反応の鈍さに繋がってしまうのですが・・
ブレーキの場合は油圧ディスクの方がストレスは比較的かかりにくいです。
また、シフトの場合は電動式Di2ならストレス皆無です。
ということもあり、メカニズム的にマドンSLRはディスク&Di2をおススメしたいですね◎
スッキリしているからついクローズアップを忘れてしまった(汗
マドン9ではダウンチューブにDi2ジャンクションを設置していましたが、SLRではさらにスッキリ。
右のハンドルエンドに設置するので、ダウンチューブはスッキリそのままです。(このプレート裏にDi2バッテリーとリアBRホースを固定しています)
マドンSLRの一番重要なポイントは~
ドマーネにも採用される調整式ISOスピードの導入でしょう!!
振動吸収性を大いに発揮するISOスピードは乗り手の好みや路面状況にあわせて調整可能◎
ドマーネではシートチューブに調整のスライダーが設置されていましたが、マドンではトップチューブに。
前方に位置させるほどしなやかに、後方ほど硬さが際立ちます。
漆黒のフレームでスライダーが見分けづらいですが・・中央あたりにいます。まぁあまり目立たずにフレームと一体感があるところ、美観のレベルも上がっているといえますね。
新型マドンSLRのシート上げ下げはフレーム裏からボルト2本で調整します。
ここは六角5㎜レンチで作業するのですが、フレーム溝幅が薄くて一般のレンチで作業をするとフレームを傷つける恐れがあります。そこでトレックから専用5㎜ビットが販売されていまして、価格はオープンなのですが数百円でお分けできます。専用のものは角が立っていないので傷つくのを抑えられます。
マドンSLRに付属する5Nmトルクレンチは六角4㎜なのですが、このビットをググッと外して六角5㎜ビットに付け替えれば簡単に使用できます。4㎜はハンドルステムの調整等でお使いください。
マドン9のときの特徴であったヴェクターウィングも無しっ!
あのギミックは面白かったですが、シンプル構造なSLRはメンテ性が高いので安心できます◎
リムブレーキキャリパーがいない分、こうしてみると走行時の風抜けがよさそうですね~♪♪
ディスクロードは眺めているだけで効率の良いエアロダイナミクス性を直感的に感じます。
履いているホイールはコスパ大なアイオロスコンプ5。アルミリムにカーボンカウルを張り付けてリム高を稼ぐエアロホイール。剛性や重量はXXXには敵いませんが、アイオロスシリーズは共通して究極のエアロ設計を施しています。
◆BONTRAGER|Aeolus Comp 5 Disc(50mmハイト)クリンチャー(TLR)
・フロント¥45,000(税込)775g
・リア¥65,000(税込)1,085g
・前後¥110,000(税込)1,860g
プロジェクトワンではデカールカラーを黒・白の2択ですが、真っ黒黒なのでオーナー様はあえてホワイトを選択しました。ボントレガーロゴが映えまくりです☆
コンポーネントはアルテグラディスク&Di2のR8070系。
クランクはオーナー様愛用のパイオニアをとりあえずセット。
早い方はご存じだと思いますが、最近パイオニアが新型パワーメーターを発表しました。国内の正式リリースは10月末頃と言われています。なお、デリバリーは年明けになるのでは。正式リリース後は注文殺到が予想されますゆえ、ご検討の方はお早めに予約されてください。
なお、このマドンSLRに旧パイオニアつけたらギリ当たってしまうのでスペーサーかましています。新型は1.6㎜薄くなるとのことですので、おそらくはスペーサー入れなくて済むでしょう◎
BB90のトレックはパイオニア泣かせ。これまで多くのトレックがパイオニア断念してきましたが・・新型は多くのトレックオーナーにハッピーお届けしてくれることでしょう~(^^♪
今回のマドンSLR専用ハンドルバーもBlndr(ブレンダー)対応。スッキリとセンターに最大2つマウントできます。 なお、ブレンダーはほぼGoPro規格なので、他サードパーティも取付できそうです。が、各メーカー推奨していないのでミックスする場合は自己責任となりますのでご注意を。
トレックが持つ技術の結晶たるマドンSLR。
洗練された姿形がもうロードバイクという範疇を越えてる印象。自分がチビッ子の頃、ディズニーの『トロン』をみたときの衝撃に近いですね~未来がもう現実になっています。また数年後のロードバイクはどうなっているのでしょう??