Fulcrum(フルクラム)ホイールのススメ。
- 投稿日:2018年02月19日
- カテゴリ:商品情報, ≪Campagnolo・Fulcrum≫, カスタム, パーツ・アクセサリー
本年に入って始めました『2018メンテナンスキャンペーン』
春のシーズンインを見据え、ご愛車のチューンナップに余念がない方々より多くのご依頼を頂いてまいりました。
まもなくキャンペーン期限の2/27に迫ってまいりましたっっ
未だお考えで踏み出せていない方はどうぞお早めに!
春はすぐそこまで着ておりますよ~
さて、メンテナンスに合わせて、パフォーマンス物足りない箇所をグレードアップするのもまた魅力(^^♪
リクエスト1位は・・やっぱり最新コンポのシマノR8000系アルテグラ☆ デュラエース譲りのハイパフォーマンスでお手頃な価格設定がとても支持されていますね。
脚周りのホイール・タイヤを新調されるのも人気です◎
コンポはバイクコントロールの要ですが、ライドフィールの変化に直結するのはやはりホイール・タイヤが一番効果的!
では、数々のメーカーが乱立するホイールで、いま当店サイクルパインでリクエスト1位なのは・・・
Fulcrum(フルクラム)ホイール なんです。
何故人気が高いのか・・イチオシするのか・・
フルクラムの注目ポイントをご紹介してまいりましょう。
イタリア・アルクニャーノを拠点として2004年に設立された自転車ホイールメーカーのFulcrum(フルクラム)。 実は80年以上の歴史を誇るイタリアのロードコンポーネントメーカー:Campagnolo(カンパニョーロ)の姉妹ブランドです。そこにフルクラムの存在意義とは??
ロードコンポはカンパニョーロの他、シマノ、スラムの三つ巴の戦場。互いをライバルとしてシェアを獲得するべく競合っています。 そこを敢えて、コンポメーカー3社に互換性ある製品を幅広く展開していくためにフルクラムは誕生しました。
カンパニョーロはMTBコンポは作っていませんが、ロードホイールの性能を応用してフルクラム名義でMTBホイールも展開。現在ではディスクロードも珍しくなくなりましたが、早い時期からディスクホイールを生産・開発していたのですね。
■テクノロジーの優位性
数あるホイールメーカーの中でもフルクラムホイールのテクノロジーは常にリード!
上位モデルはカーボンリムが主体ですが、最新テクノロジー『AC3』を投入。雨天時でも制動力低下をなるたけ抑えるリム加工が施されます。
また、中位から上位モデルのリムはスポーク通しの穴がないので強度と耐久性が高いのです。その結果スポークテンションを上げることが出来るのでホイール横剛性アップ、しいては反応性と加速性の高いホイールが生み出されるのです。
ハブベアリングは標準の『スチール』を筆頭に、セラミックボールを採用する『USE』や究極のベアリング『CULT』を展開。 ベアリングのグレードだけでも3種あるのです。
そして、フルクラムホイールの特徴的なスポーク交差が『2:1 ツートゥーワンスポークレシオ』。リアホイールは駆動ギアが付いていますからペダル踏み込み時にハブには大きなねじれ負荷が加わります。その負荷に耐久するべくドライブ側は2倍のスポークで支えることでねじれ剛性をアップさせてパワー伝達効率を向上させています。真横から見た時に3本ずつまとまっているような印象ですが、実は2:1なんですね。
■ラインナップの豊富さ
上記のように独自テクノロジーを多く持つフルクラムでは、リムやハブ、ベアリングの種類が豊富。それぞれの組合せによって多くのモデルラインナップを生み出しています。数豊富なモデルから、予算や用途、そして好みのグラフィックで選べるのが魅力です。
■メンテナンスの優位性
修理やカスタムを承る我々メカニックとして、ここは譲れないメンテ性。どんなに良い製品でも、使い込んでいけば整備のタイミングは訪れます。そうした時にフルクラムのハブ構造はとてもメンテナンス性が高いのです。
最近のロードホイールのハブベアリングはシールドベアリングが一般的で圧入式で、消耗での交換やグリスアップ作業に向いていません。方やフルクラムはカップアンドコーン方式を採用しているので、ベアリングの整備がとても迅速で容易に行えます。
また、フリーボディのラチェット構造もシンプル設計で、この部位のメンテナンスも用意に行なえるのです。
ベアリングとフリーボディの二点で高いメンテナンス性を併せ持つのがフルクラムホイールなのです。
■第一線ロードレースで実証
フルクラムホイールは第一線のロードレースに投入され、そのハイパフォーマンスを実証し続けています。
近年では、日本では贔屓が多いでしょう、新城幸也選手が在籍するUCIワールドチーム『バーレーン メリダ』をはじめ、ベルギーのプロコンチネンタルチーム『ワンティ・グループグベルト』などがフルクラムホイールを導入。数々の戦績を上げています。
バイクメーカーやコンポの枠に縛られない度量の広さ、またハイパフォーマンスや高メンテナンス性がフルクラムホイールが選ばれる理由です。安くはないロードホイールだからこそ、十分に性能を味わって、整備を重ねながら長らく愛用していきたいものですからね。
ここで、数多いラインナップから人気の高いモデルをピックアップしてご紹介してまいりましょう~(^^)/
反応性と軽量性を高次元で備えるハイレベルなアルミホイールのレーシングゼロ。
ホイールのグレードアップを考える時に皆さん候補に挙げられる人気モデルで、現在『レーシングゼロファミリー』と呼べるほどにモデルが4つに細分化しました。
4モデルに共通するのは高強度アルミニウムスポークを採用。このスポークであるからこそ高反応性を提供し、少ないスポーク数で軽量化も実現させています。アルミリムもスポークと同様に高強度。特別な切削加工が施されます。
◆Racing ZERO(レーシング・ゼロ)C17
リムタイプ:クリンチャー
ハブ:カーボンボディ(Fのみ)、USBベアリング
重量:1518g
価格¥137,000(税別)
数あるハイレベルなアルミ製ロード・ホイールの中でもデファクト・スタンダードと言えるレーシングゼロ。最新型はワイドリムC17を採用することで25mm以上のタイヤと適合し、安定性、操作性、快適性が大きく向上!
◆Racing ZERO Competizione(レーシング・ゼロ・コンペティション)C17
リムタイプ:2ウェイフィット(チューブレス&クリンチャー)
ハブ:カーボンボディ、CULTベアリング
重量:1510g
価格¥174,000(税別)
究極CULTベアリングを採用☆ 赤いアノダイズド・スポークが一本配置され、ハブフランジも赤く色づけ。
ファミリーの中でも突出した美しさを備えるコンペティションはリクエストナンバーワンっ
チューブレスタイヤに対応するのもファミリーで唯一です◎
>> フルクラム レーシング・ゼロ・コンペティション その他写真はコチラより <<
◆Racing ZERO NITE(レーシング・ゼロ・ナイト)C17
リムタイプ:クリンチャー
ハブ:カーボンボディ(Fのみ)、USBベアリング
重量:1506g
価格¥166,000(税別)
耐摩耗性を上げるプラズマ電解酸化処理を施したリムを採用するナイト。高耐久性は魅力ですが・・それ以上にブラックにまとまったグラフィックがとにかくカッコ良し☆
◆Racing ZERO CARBON(レーシング・ゼロ・カーボン)C17
リムタイプ:クリンチャー
ハブ:カーボンボディ、USBベアリング
重量:1340g
ホイールバッグ付属
価格¥270,000(税別)
究極のレーゼロ。。クリンチャーで穴無しのワイドリム。最新技術のAC3ももちろん導入でウェットコンディションでも安心。
ファミリー他は重量1500g台にあって、このレーゼロカーボン1,340g!!
反応性超高いレーゼロが超軽量性も併せ持つと・・もう絶品です☆
>> フルクラム レーシング・ゼロ・カーボンC17 その他写真はコチラより <<
数多いフルクラムラインナップの中でつい見落としがちな、名作なホイールを改めてご紹介。
皆が憧れるカーボンリムモデルは20~30万、いやそれ以上なものが多い中、このクワトロカーボンは20切ってます!
◆Racing QUATTRO CARBON(レーシング・クワトロ・カーボン)C17
リムタイプ:クリンチャー
リムハイト:35mm
ハブ:アルミボディ、スチールベアリング
重量:1,555g
価格¥168,000(税別)
クワトロという名称でついハイト40かなぁと思いがちですが・・いやいやオールマイティな35mmハイト。
フルクラムカーボンならでは『穴無し・ワイドC17・AC3テック搭載』でメンテ性よろしいクリンチャー◎
ハブはアルミのノーマルベアリング仕様でコストを抑え・・驚異のお値段を実現。
重量も1500g台と悪くない。カーボンホイールエントリーにはもってこいなクワトロです♪♪
>> レーシングクワトロカーボンC17 その他写真はコチラより <<
フルクラムホイールの究極といえば『Speed』カーボンシリーズ。
リムタイプはクリンチャーとチューブラーの2種あり。
リムハイトは母体Campyと差別化を図って40mmと55mmの2種。ですので2×2の4モデルから選べます。
◆Speed(スピード)
40㎜ハイト/クリンチャー 価格¥336,000(税別)
40㎜ハイト/チューブラー 価格¥354,000(税別)
55㎜ハイト/クリンチャー 価格¥336,000(税別)
55㎜ハイト/チューブラー 価格¥354,000(税別)
もちろんリムテクノロジーには最新AC3が導入されています◎
採用ベアリングはクリンチャーがUSB、チューブラーが究極CULT。決戦ですっ
どのモデルもリムグラフィックが落ち着いていてカッコ良いですね。
それでいて『2:1』のリアスポーク放射線が独特でフルクラムらしさが漂います。
どんなバイクにもマッチングしやすいホイールデザインでいて、メーカーコンセプトにある『コンポを選ばない』互換性の強み。
それがフルクラムが多くの方に選ばれる理由です。
ホイールカスタムをお考えの暁にはフルクラムホイールは胸を張っておススメ出来ます(^^)/
カタログもご進呈しておりますのでどうぞご相談下さい。